一般的な葬儀の流れ
2017.06.22

葬式「一般的な」葬儀というとおそらくほとんどの方が、通夜からお葬式、告別式までを思い浮かべるかもしれません。確かに。病院で亡くなるにしろ、自宅で亡くなるにしろ、医師による死亡確認の後は、自宅または葬儀の会場に移動し、通夜を行い、その翌日には葬式、告別式を執り行います。そしてテレビ放映されることで知られるようになった家族葬は船橋のものでしたが、小規模・家族だけで行うその家族葬では、通夜や告別式を省略して、故人の好きだった音楽を流したり、想い出のアルバムをみんなで見たり、故人とのエピソードを語りあったりして過ごすというやり方もあります。
とは言え葬儀というものは、それを行う側になってみればそれらの「儀式」だけでは終わらない物なのです。ただの「儀式」として見た場合、または単なる一弔問客としての立場ならば、通夜の法要やお葬式・告別式で葬儀は終わります。しかし、葬儀を準備する側になれば、葬儀とは、故人が亡くなったその瞬間から始まります。葬儀準備に式後の火葬の手配、遺骨の埋葬についても決めねばなりませんし、葬儀後の会食やその後の初七日、四十九日などの法要についても考えねばなりません。
祖父の葬儀の時を思い出せば、祖母が高齢であり他の兄弟は遠方に居る為、長男である父はそれらの手配を一手に引き受け、母と二人して悲しむ暇もなく様々な準備に追われていました。人一人が亡くなった後には、膨大な社会的手続と遺品が残りますから、葬儀が終わった後も一年以上はそれらの処理に追われていた事を記憶しています。
保険の手続きに借財があるならばその清算、お金や不動産などの遺産があった場合はそれがもとで「相続」ならぬ「争続」問題となりかねませんから、それを遺族間でうまく調整せねばなりません。葬儀となれば普段は疎遠なくせにここぞとばかりに口を出してくる人もいます。最近の葬儀では香典を断るケースも多いですが、それでも持参する方、「御霊前」という形でおいてくださる方もいます。その方たちには葬儀後なんらかのお返しをすべきでしょうし、葬儀や告別式に参加して下さった方には、御挨拶状を送るべきでしょう。
挨拶状と言えば、最近は年賀状を取り交わす人も少なくなってきていますが、それでも家族で不幸があれば、その旨を連絡して、年賀状は出せない事を伝えるのが一般的です。こういった、通夜や葬式、告別式の前後の諸事を含めたプロセス全体が、遺族にとっての葬儀と考えるべきではないでしょうか。

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